リハテン

大阪で働く作業療法士。リハビリ関連の知識・書籍の紹介など、思いつくことをアウトプットしてリハビリの天才になることを目指します

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

注意障害についてまとめた④

トップダウンの注意とボトムアップの注意 ★トップダウン:能動的に注意を向ける、見つけようとする (想像したり、思い出すときもこちら) こちらは意図的に特定のものを見つけようとする 知識・経験・期待・意図など主体の内側の要因で生じる ⇒自分の内側か…

注意障害についてまとめた③

この中で注意障害により 出てくるエピソードはどれでしょう? ①両方の手に触ったが、片方にしか知覚できなかった。 ②みそ汁の調理中、味噌をすくい、シンクにあったボウルに味噌を入れてしまった。 ③ナースコールを何度も押してしまう。 ④ごはんを食べている…

注意障害についてまとめた その②

方向性注意の話 いわゆる半側空間無視 主として原因は頭頂葉になることが多いのですが 中脳とか視床でも出ることがあるようです。 大事なのは 「こころの中に構築した知覚心像についても同様に障害半球の反対側を無視する」こと。 つまり、見ているものを見…

注意障害についてまとめた①

注意するという機能は ☆外部からの刺激に応じて、その方向に注意を向ける受動的な注意 ☆自分の意思で気持ちを集中して何かをする(短時間)能動的な注意 ☆気持ちを集中し、物事を成し遂げるときの主体的な注意 これらの注意をつくるためには、注意を構成する…

書籍レビューNO.3「フィジカルアセスメントがみえる」

書籍レビューNO.3「フィジカルアセスメントがみえる」 編集:医療情報科学研究所 発行:メディックメディア わかりやすさ★★★★★ おススメ度★★★★★ この本は、職場でフィジカルアセスメントの勉強会をする時に 数冊買った本の中でもかなり使いやすかったです…

書籍レビュー No.2「注意と意欲の神経機構」

今回のレビューは No.2「注意と意欲の神経機構」 です。 日本高次脳機能障害学会 教育・研修委員会 編 出版:新興医学出版社 面白さ★★★★★ 分かりやすさ★★★☆☆ おススメ度★★★★☆ この本は私が「注意障害」って何なんだろうと深く考えるきっかけです。 臨床現場…

書籍レビューNo.1 「機能・活動・参加とQOLを高めるリハビリテーション薬剤」

最初のレビューは 「機能・活動・参加とQOLを高めるリハビリテーション薬剤」 編集代表:若林 秀隆 先生 出版社:じほう です 読みやすさ★★★★⭐︎ おススメ度★★★★☆ 「若林 秀隆先生について」 日本でリハビリテーション栄養という言葉・概念を広げた第一人者で…

リハビリ書籍レビュー始めました

大阪の病院で働く中堅リハセラピスト(OT)です 当たり前のことですが、医療現場って常に勉強!勉強!・・・。 現在私の本棚には数百冊の書籍(医学書)が入っています。 新品で買ったり、中古で買ったりとはしていますが 言いたいのは「医学書・専門書は高…